D’station、2024年のファナテックGTアジアとジャパンカップのプログラムを発表

D’station、2024年のファナテックGTアジアとジャパンカップのプログラムを発表

> レース勝者の星野敏と藤井誠暢がアストンマーティンのヴァンテージ後継車でタッグを組む
> 浜賢二と星野辰也がジャパンカップにフルタイム参戦
> GT4プログラムの可能性も検討中

この地域で最も著名なアストンマーティン・レーシングのカスタマーチームである D’station Racing は、2024年にファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSとジャパンカップの両シリーズに参戦します。

日本のチームはすでにFIA WECとアジアン・ル・マン・シリーズに参戦していますが、過去2年間地元のジャパンカップに出場した後、ファナテックGTアジアのシリーズにフル参戦することでさらに視野を広げています。

D’stationの常連プロ-アマコンビである、星野敏選手と藤井誠暢選手は2022年に2度総合優勝し、過去2年ではジャパンカップ準優勝を果たしています。彼らは今、AMRのヴァンテージ後継車の形をした新しいGT3カーを自由に使用してアジア全域への戦いに戻ってきました。

藤井選手は最近、来シーズンに備えて英国でのプライベートテストでマシンを試乗しましたが、その中には夏の日本戦が中心となる前にセパンとチャーンでの遠征も含まれています。

そのうちの3週間にはSROのジャパンカップとして数えられる追加レースが含まれており、D’stationは別の新型アストンマーティンGT3でも参戦する予定です。来シーズンは菅生での単独レースから始まります。

この新車をシェアするのは、浜賢二選手とチームパトロンの星野敏選手の弟である星野辰也選手のペアです。両ドライバーとも、今年岡山で開催されたファナテックGTアジアの単独 GT4 レースに D’stationヴァンテージで出場した後、GT3にステップアップします。彼らは、2020年と2021年には同車でスーパー耐久ST-Zクラス準優勝も果たしています。

D’stationが潜在的なドライバーと話し合うことが前提ですが、そのシャシーは来年のジャパンカップに引き続き参戦する可能性があります。チームは、アジア在住者なら誰でも参加できる国内選手権のGT4クラスに興味を示しています。シリーズは6月7~9日の菅生での単独大会で始まり、富士、鈴鹿、岡山でファナテックGTアジアに参戦し、別々にレースします。

「2024年シーズンのGTワールドチャレンジ・アジア及びジャパンカップへの参戦を発表できる事を嬉しく思います。」と藤井選手は語りました。「アジア地域で最大のエントリー台数を誇るGT3チャンピオンシップである同シリーズは、多くの欧州メーカーの技術サポートやファクトリードライバーの派遣により、アジア地域で最もコンペティティブなGT3チャンピオンシップです。そのエントリースロットの1つとしてD’station Racingが再びこの場に挑めることに興奮してます。」

「また、GT4クラスも国内・海外の有力カスタマーと参戦を視野にエントリーを調整しております。最新型のAston Martin GT3マシンを両シリーズへ投入し、チャンピオンシップを争えるよう開幕戦に向けて万全の準備して挑んでまいります。」