Japan Cup レース1: 9号車 武井/笹原ペアがJapan Cup開幕戦優勝!

Japan Cup レース1: 9号車 武井/笹原ペアがJapan Cup開幕戦優勝!

>コルベットが新設Japan Cup初のウィナーに

>GT4クラスでは50号車 YZ Racingが優勝

>レース1 暫定リザルト

 

2024年6月9日、史上初のJapan Cup単独開催がスポーツランドSUGOで行われた。午前中のレース1では9号車 コルベット C7 GT3-R 武井真司/笹原右京ペアが優勝。GT4クラスでは50号車 YZ Racing BMW M4 GT4 G82 藤井優紀/加納政樹が勝利を飾った。

10:30 AMに2周にかけてのフォーメーションラップがスタート。ポールポジションからスタートした98号車 K-tunes Racing フェラーリ 296 GT3 山脇大輔は、1コーナーでリードを守り抜き、早々から後続を引き離すようにペースを上げていた。

クリーンに1コーナーを抜けた集団だったが、563号車 ANR with VSR ランボルギーニ ウラカン GT3 EVO2 水谷晃は、4コーナーのインから前方の7号車 フェラーリ 296 GT3 辻子依旦にアタック。消えていくスペースにマシンを差込み接触し、7号車はスピン。563号車にはドライブスルーペナルティが下された。

その後続にいたGT4集団は、スピンした7号車を回避ようにコーナーを抜けるも、ポールポジションからスタートした39号車 TOYOTA GAZOO INDONESIA トヨタGRスープラGT4 Evo ハリダルマ・マノッポは、急激な減速を強いられ、一気に複数ポジションを落とすこととなった。

その後、大きな変化はないまま25分が経過し、ピットウィンドウがオープン。ドライバー交代を行うために、上位2チームを含めた複数台がピットに戻るも、単独走行の55号車 Team MACCHINA マクラーレン 720S GT3 植松忠雄はスティントを引っ張り、暫定1位に浮上した。

その後、ピット作業中の順位変更がないまま、98号車と9号車はコースに復帰。高木真一を現役SUPER GTとSUPER FORMULAドライバーである笹原右京が追いかける展開となった。

その後、ファステストタイムを更新しながら徐々に距離を縮めた9号車は、レース残り25分のところで98号車にアタック。笹原は1コーナーで高木のアウト側から回り込み、4コーナー入り口までサイドバイサイドで並走。クロスラインでイン側についていた笹原は、見事なオーバーテイクを決めて首位に浮上した。

一方のGT4は、テールトゥノーズで上位4台の間で激しい攻防戦が勃発。そんななか、50号車 YZ Racing BMW M4 GT4 藤井優紀/加納政樹ペアは安定したペースで首位を守っていた。

レース序盤でドライブスルーを受けて後続に沈んでいた563号車は、根本悠生へのドライバー交代も完了し、順調にペースを上げていた。96号車 レクサス RC F GT3 新田守男の硬いディフェンスを、GT4クラスのマシンを巧みに利用して崩した根本は、まさにマルチクラスレースらしい見事なオーバーテイクで4位に浮上した。

序盤に順位を落とした39号車は、ドライバー交代を終えて野中誠太がハンドルを引き継いだ。38号車 WAKAYAMA TOYOTA with HOJUST RACING トヨタGRスープラGT4 Evoと82号車 SUNRISE BLVD ポルシェ718 ケイマンGT4 RS クラブスポーツと激しい表彰台争いを繰り広げた。

9号車はそのままリードを守り、Japan Cup初のレースで優勝を飾った。続く98号車は2位フィニッシュ。快進撃を見せていた563号車はファイナルラップに55号車を抜き去って、見事な3位表彰台を獲得した。

GT4クラスでは、50号車がリードを守り抜いてクラス優勝。Japan Cupデビューを飾った38号車と82号車が2位と3位に続いた。

午後のレース2は15:15 PMにスタートする。