>9号車 武井と笹原が開幕戦連勝
> TGR INDONESIAのマノッポと野中がGT4クラス優勝
9号車BINGO RacingコルベットC7 GT3-R武井真司/笹原右京ペアは、Japan Cup Sugo大会で2連勝を掲げた。GT4クラスでは39号車TOYOTA GAZOO RACING INDONESIAハリダルマ・マノッポ/野中誠太がポールトゥウィンを達成した。
39号車はレース1での結果が振るわなかったことが功を奏し、ピットストップ中のサクセスペナルティがなかった。そのため、2位の38号車 WAKAYAMA TOYOTA with HOJUST RACING トヨタGRスープラGT4 Evo落合俊之/末廣武士からは11.4秒の大差をつけた。
ポールポジションからスタートした98号車 K-tunes Racing フェラーリ 296 GT3だったが、1コーナーでは563号車 ANR with VSR ランボルギーニ ウラカン GT3 EVO2にアウトから抜かれ、そのまま9号車のオーバーテイクも許し、一気に3位までポジションダウンしてしまう。
その後は563号車と9号車のリード争いが始まり、一騎打ちのように見えたが、10分が経過したところで98号車も徐々にタイムを詰めてきていた。そんななか、ピットウィンドウが開く直前に、笹原が根本のインをついて首位に浮上。9号車がレース1に続いて再びリードカーとなった。
ピットストップ後は、2位で走行していた563号車が98号車に抜かれる展開に。さらに水谷は終盤ギアボックストラブルに見舞われ、2度目のピットストップを強いられたことから、55号車 Team MACCHINA マクラーレン 720S GT3 植松忠雄に表彰台の最後のステップも受け渡すこととなってしまった。
一方のGT4は、38号車 WAKAYAMA TOYOTA with HOJUST RACING トヨタGRスープラGT4 Evoが2位フィニッシュ。続く50号車 YZ Racing BMW M4 GT4は、わずか0.135秒差とチェッカーまで激しいバトルが繰り広げられていた。
最終的に9号車は、2位と7.3秒差でチェッカーを受け、2連勝を記録。98号車も2戦連続で2位フィニッシュとダブルポディウムを獲得した。55号車はGT3 Amクラス優勝を果たしただけでなく、総合3位と好成績を残した。
次戦は6月22日から23日にかけて開催される富士大会だ。Fanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSと併催されるSRO GT PowerTourとして行われ、合計50台近くのエントリーを集める予定となっている。